「一眼レフやミラーレスカメラを買ったけれど、あまり使いこなせていない」
「カメラを始めてみたいけど、なんか難しそう」
「いろいろな本があるけど、結局よくわからなかった」
そんなお悩みを持っているあなたへ贈る、カメラの簡単な話。
小学低学年の姪っ子に説明するように、やさしく書いてみました。
ちょっとだけ読んでいきませんか?
今回は、第①話「絞り(しぼり)」のおはなし。
絞り(しぼり)とは
絞り(しぼり)= 光の量のコントールです。
簡単簡単!
絞り(しぼり)の数字が小さいと
・絞りの数字は、F値と呼ばれる。
(F2.0とかF16とか)
・数字(F値)が小さいほど、たくさん光を取り込める。
(羽がたくさん開いている)
・数字(F値)が小さいほど、背景のボケは大きくなる。
つまり、背景をぼかしたいときはF値を小さくする(羽を開ける)
絞り(しぼり)の数字が大きいと
・数字(F値)が大きいほど、取り込める光は少なくなる。
(羽があまり開いていない)
・数字(F値)が小さいほど、背景のボケは少なくなる。
つまり、背景もしっかり写したいときにはF値を大きくする(羽を閉じる)
ここからは、補足知識(覚えておいて損はないと思います)
〈補足知識〉被写界深度
なんか少し難しい言葉ですが。
ピントの合う範囲、奥行きを「被写界深度」といいます。
ピントが合っている部分が少ないと「被写界深度が浅い」
ピントが合っている部分が大きいと「被写界深度が深い」
といいます。
つまり、F値の大きいほうがピントが合うので、被写界深度が深いと言える。
〈補足知識〉段数(EV)
これまた、少し難しい言葉ですが。
段数(別名EV)とは、F値を調整するときの言い方です。
レンズの一般的なF値はF1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22などです。
F1.4→F2に変更したときは、1段閉じるといいます。(羽を閉じる(絞る)ので)
この時、光の量は1/2(半分)になります。
段数を1段閉じるごとに(F値を大きくする)と入る光は半分になる。
段数を1段開けるごとに(F値を小さくする)と入る光は2倍になる。
一眼レフでは1/3や1/2刻みで段数を調整できるものが多いです。
〈補足知識〉レンズによってF値は違う
レンズの一般的なF値はF1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22と言いましたが、
レンズによって使えるF値は違います。
レンズの横にある数字がF3.5と書かれている場合、
開放F値(最高値)は3.5までという意味なので
F2などには設定できません。
(F3.5-5.6と書かれている望遠レンズは、広角側の開放F値が3.5、望遠側の開放F値が5.6)
ちなみに、F値が小さい(明るいともいう)レンズは値段が高いものが多い。
ふう・・・、少し疲れましたね。
今日はここまでにしましょう。
では、また次の記事でお会いしましょう。
素敵なカメラライフを!
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