はじめに
バイクの性能を保つうえで「チェーンメンテナンス」は最重要項目のひとつです。
特にCT125(ハンターカブ)はチェーンが剥き出しで汚れやすく、走行フィーリングが大きく変わるバイク。(スーパーカブやクロスカブ(CC110)のチェーンはケースで覆われている)
目次
- チェーンメンテの必要性
- CT125のチェーンが汚れやすい理由
- 必要な道具(初心者〜本格派まで)
- メンテナンス手順(初心者でもOK)
- 使用するケミカルの選び方
- メンテの頻度の目安
- CT125おすすめチェーン調整ポイント
- おすすめ用品まとめ
① チェーンメンテの必要性
チェーンメンテを怠ると…
- 加速がもたつく
- 駆動抵抗が増え燃費が落ちる
- 金属摩耗が進んで寿命が短くなる
- 最悪の場合、チェーンが外れる危険性
逆にメンテしておくと、
- 静かで滑らかな走り
- 燃費アップ
- 駆動系パーツの寿命が伸びる
- チェーン張りの調整幅が広がる
CT125は低速トルク型なので、チェーンの状態が走りにモロに出ます。
② CT125のチェーンが汚れやすい理由
CT125の特徴として、
- チェーンガードがやや短い
- 低速域でのトルク変動が大きい
- 林道・砂利道での使用も多い
- スプロケ形状が土を巻き込みやすい
そのため、他の車種に比べても汚れやすく、注油切れになりやすい傾向があります。
③ 必要な道具
▼最小限セット(初心者)
- チェーンクリーナー
- チェーンルブ
- ウエス
▼あると便利なもの
- チェーンブラシ(3面ブラシ)
- ペーパータオル
- ニトリル手袋
④ メンテナンス手順|誰でもできる完全版
STEP1:チェーンの汚れをチェック
黒くベタついていたらクリーニング必須。
STEP2:クリーナーで汚れを落とす
- ウエスを当てながら軽く回す
- ブラシで外側 → 内側 → 上面 → 下面の順番で
※飛び散り防止にダンボールをタイヤ裏に置くと楽。
STEP3:水分・溶剤をしっかり乾かす
→ これ重要。
油分が残っているとルブの密着が悪くなります。
STEP4:チェーンルブを薄くまんべんなく塗る
内側(スプロケ側)に噴くのがポイント。
理由としては遠心力で全体に広がるから。
STEP5:余分な油をウエスで軽く拭く
→ これをやると汚れにくくなります。
STEP6:軽く走って馴染ませる
馴染ませるための走行距離は1〜2kmでOK。
⑤ ケミカルの選び方
■チェーンクリーナー
- ゴムシール対応(O/XリングOK)
- 速乾タイプが使いやすい
■チェーンルブ
CT125ユーザーに人気はこの3タイプ。
- ドライタイプ(汚れにくい)
- ウェットタイプ(雨に強い)
- 半ウェット(バランス型/一番人気)
通勤+ツーリングの人は 半ウェット が最適。
⑥ メンテナンス頻度
- 街乗り中心:500km〜800kmごと
- 雨の日が多い人:300kmごと
- 林道を走る人:毎回 or 150kmごと
洗車とセットでやるのが一番効率的です。
⑦ CT125チェーン調整のポイント(重要)
CT125の推奨チェーンたるみは35〜45mm。
張りすぎは駆動抵抗が増え、逆に緩すぎると外れる危険。
調整は必ず以下の順番:
- 後ろタイヤのアクスルナットを緩める
- 左右のチェーンアジャスターを均等に回す
- たるみを35〜45mmに合わせる
- 後輪がまっすぐか確認
- アクスルナットを締め付け(トルク管理推奨)
⑧ おすすめチェーンメンテ用品
【あわせて読みたいリンク集】
【CT125冬のカスタム】
CT125に付けたい“冬の快適カスタム”ベスト10 | kawachinowoto(カワチノヲト)
【CT125カスタム】
CT125 定番カスタム5選+お手軽カスタム3選【初心者向けガイド】 | kawachinowoto(カワチノヲト)
【バイク洗車】
バイク洗車の完全ガイド|初心者でも失敗しない手順&おすすめ洗車グッズ | kawachinowoto(カワチノヲト)
【盗難対策】
今日からできる!バイク盗難対策ガイド|屋外駐車でも守れる実践テクニック | kawachinowoto(カワチノヲト)
【冬の必需品】ハンドルカバー
CT125 冬のハンドルカバー徹底ガイド|ヤママルト・コミネ・ケミモト+グリップヒーターで最強装備 | kawachinowoto(カワチノヲト)
【ヘルメット考察】
バイク用ヘルメットの選び方|種類・安全規格・バイク別のおすすめを徹底解説 | kawachinowoto(カワチノヲト)






コメント