バイクに乗るときに最も大切なのが“インナー選び”。
とくに冬や早朝・夕方のツーリングでは、アウターよりも肌に一番近いインナーの質で暖かさが大きく変わります。
今回はあえてユニクロを外して、
しまむら・ワークマン・おたふく手袋（ヒートブースト）
という、バイク乗りの間でも人気の高い3ブランドに絞り、特徴と選び方をまとめました。
結論：迷ったらこう選ぶ
- コスパ最強で肌触り重視 → しまむらのコットンインナー
- 暖かさ・防臭・ツーリング向け万能型 → ワークマンのメリノウール
- 低温域のガチ防寒・重ね着のベースに → おたふく「ヒートブースト」（筆者愛用品）
どれも方向性が違うので、バイクの使い方で選ぶのが正解です。
① しまむら｜ふだん着感覚で着られる“コットンインナー”
■ 特徴
- ほぼ綿（コットン）主体の生地で肌触りが良い
- チクチク感ゼロ、敏感肌でも安心
- 価格が圧倒的に安い
- 発熱系ではないが、重ね着のベースには優秀
■ バイク乗り視点でのメリット
- 汗をかいてもベタつきにくい（綿は吸水性が高い）
- 夏〜秋・春の肌寒い季節にぴったり
- ゴワつかず、アウターの動きを邪魔しない
■ デメリット
- 風を受ける冬のツーリングでは単体では寒い
- 吸湿後に乾きが遅い（汗冷え注意）
■ 向いている人
- 日常＋軽いバイク用途を両立したい
- 敏感肌で化繊が苦手
- コスパをとにかく重視したい
② ワークマン｜メリノウールは“冬ツーリングの王道インナー”
■ 特徴
- 天然素材・メリノウールを使用
- 体温調整機能が高い（暑い→放熱、寒い→保温）
- 防臭性が非常に高い
- 速乾性は化繊よりやや弱いが、乾きやすいウール混率になっている
■ バイク乗り視点でのメリット
- 風で体温が奪われやすいバイクに最適
- 長時間着ても臭いにくい（キャンプツーリングにも◎）
- 軽くて暖かく、動きを邪魔しない
- 重ね着と相性が抜群
メリノウールは、ユニクロが採用しているウルトラライトダウンよりも“体温維持”に寄与するので、
冬バイクのインナーとしてはトップクラスの性能です。
■ デメリット
- しまむらよりは高い
- かなり寒い日（0〜5℃前後）はメリノ単体ではやや弱く、ミドルレイヤー併用が必要
■ 向いている人
- 冬〜春先までしっかりツーリングする
- 一枚で快適な温度調整がしたい
- 防臭性（連泊ツーリング・キャンプ）が重要
③ おたふく手袋｜ヒートブーストは“発熱×保温”の実力派
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■ 特徴
- 吸湿発熱素材（ブレスサーモ的な位置づけ）
- 発熱力が非常に高い
- ピタッとしたフィット感で重ね着用ベースとして強い
- ワークマンより安い価格帯
■ バイク乗り視点でのメリット
- 気温5℃以下の走行で真価を発揮
- 防風アウターを組み合わせると劇的に暖かい
- 伸縮性があり、プロテクター入りジャケットの中でも動きやすい
とくに「ヒートブースト」はおたふくの中でも上位モデルで、
**真冬の早朝・夜間走行に強い“低温域向け”**です。
■ デメリット
- 発熱量が高いので、室内や暖かい日は逆に暑く感じる
- 防臭性はメリノに劣る
■ 向いている人
- 真冬の走行が多い
- 重ね着の土台として最強の発熱インナーを求めている
- コスパ＋低温耐性を両立したい
3つの比較まとめ
| メーカー | 素材 | 暖かさ | 防臭 | 動きやすさ | 価格帯 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| しまむら | コットン | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | 最安 | 普段着＋軽ツーリング。敏感肌 |
| ワークマン | メリノウール | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | 中 | 冬〜春の万能ツーリング向け |
| おたふく（ヒートブースト） | 化繊＋発熱 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | 中〜安 | 真冬特化、低温走行が多い |
どれを買えば正解？用途別おすすめ
■ 街乗り・通勤（10〜15℃）
→ しまむら or ワークマン
■ 冬ツーリング（5〜10℃）
→ ワークマン（メリノウール）
■ 真冬の高速道路・山間部（0〜5℃）
→ おたふくヒートブースト × 防風アウター
■ キャンプツーリング
→ ワークマン（防臭性が最強）
まとめ：インナーの差は“バイクの快適さそのもの”
インナーは見えない装備ですが、
寒さ対策・疲労軽減・安全運転に直結する最重要アイテムです。
- 肌触りとコスパ → しまむら
- 万能で失敗しない → ワークマン メリノウール
- 真冬の最前線 → おたふくヒートブースト
あなたのバイクスタイルに合わせて選べば、
冬のツーリングが驚くほど楽になります。
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