冬のツーリングは景色も空気も最高。しかし、その反面「寒さとの戦い」でもあります。
この記事では、頭から足元まで“本当に必要な冬装備”をまとめて解説します。
これを揃えれば、気温0℃でも快適に走れるようになります。
目次
- 冬バイク装備の基本思想(レイヤリングの考え方)
- 上半身|インナー・ミドル・アウター
- 下半身|パンツ・インナー・プロテクション
- 手|グローブの選び方と対策
- 首・顔|ネックウォーマー・バラクラバ
- 足|冬用ブーツ・靴下
- バイク側の防寒装備
- コンビニでできる緊急防寒
- 冬ツーリングの注意点
- まとめ
1. 冬バイク装備の基本思想
冬装備は レイヤリング(重ね着) が全てです。
- インナー:吸湿・速乾 + 保温
- ミドル:空気をためる層(フリース・中綿ライナーなど)
- アウター:防風 + 防寒 + プロテクション
特に重要なのは 風を止めること。
気温よりも「体感温度」が大きく下がるため、アウターの性能が快適さを大きく左右します。
2. 上半身の装備
■ インナー(肌着)
冬は汗冷えが一番危険
おすすめ素材は以下:
- メリノウール(ワークマン):暖かい・臭くなりにくい
- ヒートブースト(おたふく):コスパ最強・発熱系
- しまむらコットンインナー:肌が弱い人に
■ ミドルレイヤー
- フリース
- 中綿ジャケット
- ミリタリーライナー(M65・F2など)
特に軍ライナーは軽くて暖かいため、バイクとの相性が良いです。
■ アウター(ジャケット)
冬の快適さを左右する最重要装備。
選ぶ基準は
- 防風
- 中綿量
- プロテクターの有無
- 絞り調整できるか
代表的な選択肢:
- バイク専用品(クシタニ・RSタイチ) → 最強
- ミリタリー(F2パーカー・ドイツ軍モッズコート) → 暖かい・雰囲気が良い
- ワークマンの防寒ブルゾン → コスパ◎
3. 下半身の装備
■ 冬用パンツ
ポイントは「防風」と「中綿」。
- バイク専用ウォームパンツ
- スキーウェア系の防風パンツ
- ワークマンのイージスズボン
普段のカーゴパンツでも、次の対策で十分暖かくできます。
■ インナーパンツ(タイツ)
- おたふくのヒートブースト
- ワークマンのメリノウールタイツ
■ プロテクション
冬は重ね着で 膝プロテクターがズレやすい。
インナータイプ or パンツ内蔵タイプが快適。
4. 手の防寒(グローブ)
冬の走行風は直撃すると一気に手がかじかみます。
以下の組み合わせが鉄板:
- 冬用バイクグローブ(防風・透湿・分厚いタイプ)
- ハンドルカバー(体感が別次元に変わる)
- インナーグローブ(操作性を落とさず暖かさUP)
5. 首・顔まわりの防寒
- ネックウォーマー
- バラクラバ
- 鼻まで覆うタイプは特に効果大
首が冷えると 全身の冷えが一気に加速 します。絶対に対策すべき部位。
6. 足元の防寒
- 冬用ブーツ(防水インナー付き)
- ふくらはぎまで覆うロングブーツが有利
- 靴下はメリノウールが最強
足先が冷えると、集中力が落ちて危険です。
7. バイク側の防寒装備(簡単で効果大)
- ハンドルカバー
- スクリーン(風防)
- グリップヒーター
- ステップ周りの風よけ
- シートカバー(低温で硬くなるのを軽減)
特に グリップヒーター+ハンドルカバー は「冬装備の革命」。
8. コンビニでできる緊急防寒
冬ツーリングで寒くなりすぎたときは、以下が即効:
- カイロ
- レインウェア(風を止めるだけで体温UP)
- 新聞紙(胸と背中に入れるとすぐ暖かい)
- ネックウォーマーの代わりになるマフラー
9. 冬ツーリングの注意点
- 手先・足先の感覚が鈍る → 操作ミスに直結
- 路面のブラックアイス
- 日陰・橋の上は特に危険
- エンジン温度が上がりづらい
- 夕方の急激な気温低下
無理をしないのが最強の安全装備です。
10. まとめ|まず揃えるべきはこの3つ
- 防風アウター
- 防風パンツ or インナーの強化
- 手の防寒(グローブ+ハンドルカバー)
この3つが揃えば、気温5℃以下でも快適に走れます。
さらにインナー・ブーツ・フェイスガードを足せば、0℃でも対応可能。

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